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【異常事態】メモリ高騰はいつまで続くか?原因と予測、今すぐ取るべき対策とは?

メモリ価格異常高騰いつまで続くかと対策記事



2025年末、自作PCユーザーやメモリ増設検討者の間で「メモリ・ショック」とも呼べる異常事態が起きています。

「そろそろPCを買い替えようか」「メモリを増設しよう」と考えていた矢先の高値はショックですよね。

この記事では

■ メモリ高騰の現状

■ 突然のメモリ高騰の要因

■ いつまでこの状況が続くのか予測

■ 対策

といったポイントを解説していきます。

メモリ高騰の現状 ― もはや「高級品」

価格コムのメモリ高騰2025年

今年2025年前半までは比較的安定していたメモリ価格ですが、秋口から状況が一変しました。

かつては1万円〜2万円程度で手に入った大容量メモリが、パソコンが一台買えてしまうような高価格で取引されています。まさにパニック状態ですよ。

上のグラフは 価格.comでの「DDR5 PC5-44800 32GB 2枚組」(Crucial CP2K32G56C46U5)の価格推移ですが

2025年3月には 20,180円だったのが10月ごろから急騰し始めて、12月17日にはなんと108,980円!

価格が5倍以上に爆上がりなんですよ。何ですかこれは!

PCパーツ史上でも類を見ない異常事態です。


メモリ高騰の要因とは

メモリ価格高騰要因

この異常事態の原因は何なのか、主に4つの理由が絡んでいます。

① 生成AIブーム
② メーカーによる意図的な「減産」の影響
③ 「AI PC」や「AIスマホ」の登場
④ 為替(円安)の影響(日本国内特有)

1. 生成AIブーム

AI需要


メーカーがメモリを増産してくれればいいのに!


とふつう思いますよね。

今、世界中の半導体メーカー(サムスン、SKハイニックス、マイクロンなど)は 「HBM(広帯域メモリ)」という特殊で高価なメモリの生産に全力を注いでいます。

生成AIを動かすには、NVIDIAのGPU(画像処理装置)が大量に必要なんですが、そのGPUにはこの「HBM」がセットで搭載されます。

そして HBMを作るには、通常のメモリ(DDR5など)を作るよりも高度な技術と多くの材料(シリコンウェハ)が必要なんですね。

メーカーが利益率の高いHBMを優先して作っているので、私たちが普段使うパソコン用のメモリを作る余裕(生産能力)が減ってしまっているわけです。

2. メーカーによる意図的な「減産」の影響

2023年頃にさかのぼると、メモリは世界的に「余りすぎて」価格が暴落していました。

それで大赤字を出したメーカー各社は、価格を戻すために生産量を大幅に減らしたんです。その減産によって、市場に出回るメモリ在庫が少なくなって今価格が吊り上がっています。

3.「AI PC」や「AIスマホ」の台頭

最近のパソコンやスマホは、デバイス単体でAIを動かす「AI PC(Copilot+ PCなど)」に進化してきていますね。

これまでのPCだとメモリ8GBでも十分動いてきましたが、AIを快適に動かすには16GB〜32GBが最低ラインになりつつあるんです。

1台あたりの搭載量が増えたことで、世界全体でのメモリ需要が膨れ上がっているのも要因です。

4. 円安の影響

これは今の日本の現状に限ったことになりますが、メモリは国際的なドル建てで取引されるので、円安が進むと日本国内での販売価格はダイレクトに上昇します。

世界的な値上がり + 円の価値が下がっていることが、ダブルパンチで価格を押し上げています。

メモリ高騰の今後の予測

価格高騰


結論から言うと、2026年もメモリ価格の高止まりは続く可能性が極めて高いと予想されています

2026年前半: AI需要が供給能力を上回り、引き続き価格上昇していく恐れがあります。

2026年後半: メーカーの増産体制が整う兆しはありますが、AI特需が続く限り、2025年初頭のような「手ごろ価格」に戻ることはまだ期待できないと予想されます。

2026年にはメモリ不足が原因で、スマホやノートPC本体の販売価格も上昇すると予想されます。

まとめ ― メモリ高騰と対策

メモリ高騰パニックイメージ
AIによるイメージです

メモリ価格が10万円を突破するような今、パソコン本体の価格が高騰していくのも時間の問題だと思われます。

Windows10 が 2026年10月までサポート延長することになったので、「来年夏ごろに新しいパソコンを買い替えようかな」と考えていた方もいるのではないでしょうか。

でも各メーカーが在庫を使い果たすと、2026年にはパソコンの価格が数万円単位で跳ね上がっていく恐れがあります。

各パソコンメーカーも「早めのパソコン買い換え」を推奨してきています。「あの時買っておけばよかった」と後悔する前に、まずは各パソコンメーカー公式サイトで今の価格をチェックしてみてください。

■ Lenovo 公式サイト

■ HP Directplus -HP公式オンラインストア-

■ デルオンラインストア

■ ASUS Storeはこちら

■ 【Acer公式オンラインストア】


今 Lenovo(レノボ)が買いです

レノボ


Lenovoは在庫の豊富さで価格転嫁が遅れる傾向にあるので、現時点では買い選択肢の一つです。

特に以下のシリーズは、メモリ高騰の中でも10万円以下で高性能なスペックを維持しています。

IdeaPad Slim 5シリーズ
9万円台で「Ryzen 5 / 16GBメモリ」といった高コスパ構成が探しやすいです。

ThinkPad Eシリーズ
ビジネスの王道モデル。10万円前後で堅牢性と高い処理能力を両立しています。

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