少し前までは、Windowsに最初から付属している標準アプリは機能としてイマイチという印象を勝手ながら持っていました。
でも最近Windows標準搭載のアプリを使う機会がよくあって、フリーソフトながらもかなり使い勝手がいい必須アプリになっていて、機能も充実して実用的になっていると感じています。
Windowsパソコンを使いこなしている方は十分知っていることだと思いますが
初心者の方も含めこんなアプリもあるんだということを把握しておくと必要な場面で役立つと思うので、標準搭載のアプリについてまとめとして解説します。
スマートフォン連携
Windows10/11のパソコンからAndroidスマートフォンの電話をかけたり受けたり、SMSの発着信ができます。
スマホ内の画像もパソコンからアクセスして手早くダウンロードできます。
スマホ側の設定を済ませばあとはパソコン1台で管理できるので便利です。
詳しい設定方法や機能については
● スマートフォン連携アプリでWindowsPCからスマホの通話や画像を操作する方法
この記事で解説しています。
問い合わせ
あまり知られていないかもしれませんが、この「問い合わせ」アプリとはMicrosoftへのお問い合わせができるアプリになります。
Microsoftサポート担当者に直接電話して相談したいことがありますが、現在は電話番号を入力して担当者からの電話を待つシステムになっています。
● マイクロソフトの電話サポートを受けるにはどこに問い合わせたら良いか手順を解説
こちらの記事でアプリの操作手順を解説しています。
フォト
パソコン内のいろいろな場所に保存されている画像を総合して管理してくれるアプリです。
画像はふつうピクチャーフォルダに保存しているかと思いますが、ほかにもいろんな場所に散らばっているパソコン内の画像をいっぺんに日付順に並べてくれたりなど、一括で管理できるので探し出しやすくしてくれます。
画像のフィルター処理など編集も可能です。
デジタルカメラやスマートフォンに保存されたたくさんの写真を取り込んで管理するのにも、このフォトアプリを活用すると管理しやすいです。
● スマホで撮った写真や動画をパソコンに転送して管理するおすすめの方法
ペイント3D
画像や写真の加工ができて、シンプル機能ながらも使えるアプリです。
ペイント3Dという名称の通り、3D図形をオリジナルで作ることができますし、元から用意されている3Dテクスチャを加工することで作ることもできます。
もちろん3Dオブジェクトだけでなく通常の画像ファイルを編集できたり、透過画像を作れたりというふうに機能は豊富です。
ペイント
ペイントと言えばやはり画像の編集・加工が簡単にできるアプリです。
画像のサイズを変更したり、不要な部分を切り取るトリミングや文字を挿入といった簡単な加工なら、他の編集ソフトを起動しなくても手っ取り早くできるので重宝しています。
切り取り & スケッチ
Windows10のパソコンの画面をスクリーンショットできますが、ただ画面全体を撮るだけでなくて例えば時間差でキャプチャしたり、範囲を指定して画面を保存したりできるので便利です。
電卓
わざわざ電卓やスマホを取り出さなくても、パソコンの画面上で素早く計算式を入力して答えを出せるので便利です。マウスでクリックして入力だけでなく10キー入力もできます。
たびたび使うのであればすぐに起動できる場所(スタートメニューやタスクバー)に配置しておくと役立ちます。
関数計算や単位換算など専門的な分野で使われる機能も盛りだくさんです。
付箋
パソコン画面ですぐにメモを取ることができたりすぐにメモを確認できるので役立っています。
タスクバーに設置しておけばすぐに開いて見ることができます。
Microsoftアカウントでサインインしておくとクラウドに保存できるので、別のパソコンに変わっても付箋に残したメモが消えることがないのも助かります。
文字だけではなく画像も保存できます。
クイックアシスト
パソコン操作に不慣れな家族や知人がいるならこのアプリを使ってリモート操作で相手の画面を見ながらサポートすることができます。
● Windows搭載「クイックアシスト」でPCをリモート操作する方法
Windows10同士であることなど使用できる要件が幾らかありますが、支援する側も支援される側も難しい操作の必要なくインターネット経由で繋がれるので、パソコントラブルで困っている人のサポートに活用できる場面がありそうです。
Windowsマップ
GoogleマップやYahoo!地図が充実していて使いやすいのでWindowsマップを利用することはほとんどないと思いますし、別にいらないと言われると思います。
でもこのマップアプリにしかない一番の特色は経路や長さを瞬時に計測してくれる機能です。
おおよその距離を知りたい時には実は使えます。
クロック
タイマー・アラーム・ストップウォッチ・世界時計などの機能が付いています。
最近新たにフォーカスセッションという時間管理の機能が搭載されています。
「25分間作業に集中して5分間の休憩を取る」というサイクルで集中力を高めて生産性を上げていくテクニックが盛り込まれています。
あとがき
Windows10標準搭載のアプリで個人的によく使っているものを挙げました。このサイト作成でもペイントやペイント3Dはよく利用しています。
バージョンアップするごとに機能が充実して、知らずうちに使いやすくなっていると気づくものもよくあります。
シンプルが特徴の標準アプリの機能を頭の片隅に置いておくと、いざという時に役立つのでぜひ活用していきましょう。