「ストアアプリ」と「デスクトップアプリ」の違いってそもそも知る必要ある?
Windows 10にインストールされているアプリには、「ストアアプリ」と「デスクトップアプリ」の2種類があります。
見ただけでは区別がつかないものですが、インストールやアンインストール、アップデートの方法が違っていたりと、それぞれの特徴を知っておいたほうが良いこともあります。
「ストアアプリ」とは?
Windows 8 時代の2012年にWindowsストアという名称でサービスが開始されて、2017年からはMicrosoft Storeという名称に変わりました。
「ストアアプリ」というのはこの「Microsoft Store」からインストール・購入したアプリのことです。
Androidスマホの「Playストア」、iTunesの「App Store」みたいなイメージですね。
ストアアプリはパソコンだけではなくスマートフォンやタブレットでも利用できるように、タッチパネル操作や画面サイズの違いに対応するアプリとして開発されています。
ストアアプリの特徴まとめ
ストアアプリ | 特徴 |
実行方法 | スタートメニューから |
入手元 | 原則Microsoft Store経由からのみ |
安全性 | 安全性が高い |
管理 | シンプル・簡単 |
ストアアプリは原則「スタートメニュー」から実行します。一部例外を除いてexeファイルから直接実行することはできません。
入手元は原則Microsoftストア経由からに制限されています。
公開されているアプリは審査に合格したもので、一定の安全性や品質が保障されているので安心して利用できます。
Microsoftストアでアップデートがなされ通知もされるので、他の場所からダウンロードしたアプリより管理が簡単です。
デスクトップアプリとは?
デスクトップアプリはストアアプリと違って、パソコンでの利用向けに開発されたアプリです。Windows ネイティブアプリとも呼ばれています。
デスクトップアプリの特徴まとめ
デスクトップアプリ | 特徴 |
実行方法 | サイトからダウンロードしたexe(実行ファイル)から |
入手元 | 制限なし |
安全性 | 低い |
管理 | 手間がかかる |
デスクトップアプリはパソコンでのみ動作するよう開発されたソフトのことを言います。
便利な機能のデスクトップアプリが無数にありますが、追加するためにはソフトメーカーや開発者のサイトから実行ファイル(exeファイル)をダウンロードして実行させます。
ダウンロードサイトとして「窓の杜」「Vector」などが有名で、自分もよく利用しています。
入手元は制限されていないので安全性は低くなります。
不信なサイトとは気づかずにダウンロードして実行してしまうこともあるので注意しなければなりませんね。
入手元を注意深く選んで、ウィルス・マルウェア・スパイウェア・ランサムウェアにかからないように用心しつつ利用していきましょう。
また、インストールやアンインストール、アップデートはアプリごとに違うのでストアアプリと比べて管理に手間がかかるというのも特徴です。
「ストアアプリ」と「デスクトップアプリ」の見分け方
特定のアプリがストアアプリなのか、デスクトップアプリなのか見た目では分かりませんし、インストール後は一つ一つ覚えてないと思います。
そんな時は手軽に見分ける方法があります。
「ファイルの場所を開く」の項目のあり・なしで判別
特定のアプリを右クリックしてから「その他」をクリックした時に、「ファイルの場所を開く」という項目がないものはストアアプリです。
ストアアプリ
アプリを右クリックして「その他」を開いたときに「ファイルの場所を開く」の項目が表示されるものはデスクトップアプリです。
デスクトップアプリ
まとめ
ストアアプリかデスクトップアプリかなんて、普段気に留めることはないと思いますし、特に知らなくても不自由なく使えます。
でも時々その違いが元で、操作の仕方が変わってきたりすることもあるので、頭の片隅に置いて知っておいて損はありません。
ストアアプリはますます充実してきていますし、使い勝手が向上しています。
安心・安全なアプリを使いたい場合、ストアアプリからも提供されているか確認していきましょう。
Windowsよくわかるシリーズ
お役立ち PCマガジン(紙版・デジタル版)
パソコン初級者から中級者まで楽しめる情報満載!
Windows・Mac のパソコン操作ノウハウが身につきます。