レノボには「Lenovo」というブランド名で展開されているノートパソコンがあります。
レノボというとまず思い浮かぶのは「ThinkPad」とか、クリエイティブ用途のYoga、「ThinkBook」や「IdeaPad」が有名だと思います。
その中に「Lenovo」というブランド名があって、ちょっとややこしいですね。
Lenovo V14やV15といったモデルが展開されています。
レノボの社名を冠する「Lenovo」というブランド名ですが、代表核となるハイスペックモデルかというと全くそんなことはなくて、日常業務や普段使いに必要な機能に絞り込んだエントリークラスの立ち位置になっています。
この記事では、そんなユニークな「Lenovo Vシリーズ」について、
- Lenovo Vシリーズと他のブランドとの違いとは
- 特徴
- どんな人に向いているか
- 現行モデル一覧と「おすすめ」モデルの紹介
をまとめていきます。
Lenovo Vシリーズと他のブランドとの違いとは?

レノボのビジネス向けノートPCでのブランドは、次のような階層になっています。
ThinkPad:堅牢性・信頼性・打鍵感で定評のあるプレミアムビジネスブランド
ThinkBook:ThinkPadの品質感を保ちつつコストを抑えたミドルレンジ
Lenovo Vシリーズ:エントリーモデル
Vシリーズは、「ThinkPad」や「ThinkBook」から機能や質感を削ぎ落として価格を抑えたエントリーモデルです。
基本は法人向けの製品ですが、個人ユーザーも普通に購入できます。
価格帯は「IdeaPad」と似ている部分もありますが、「IdeaPad」のほうは映画・音楽・ゲーム・エンタメ寄りの一般消費者向けブランド。
対してLenovo Vシリーズは黒っぽいビジネス向けの筐体で、有線LANやビデオ会議機能などビジネス用途を重視しているモデルを提供しています。
Lenovo Vシリーズの特徴

用途に合わせて必要最低限の機能に削れる
一番分かりやすい特徴が価格帯。
Lenovo Vシリーズでは購入時にカスタマイズできるモデルが多くて、「必要最低限の機能でOK」という方や「コスパが良くて、ある程度快適に使えるノートパソコンを探している」という方にも幅広く用途に合わせて選べるところがいいところだと思います。
CPU(Ryzen 3/5/7)、ディスプレイ(TNパネル/IPSパネル)、メモリやストレージの必要最低限の組み合わせを選べて、2026年8月現在最小スペックだと 12万円~ 購入できます。セール時は10万円を切ることもあります。
「CPUはCore3/Ryzen3で十分」「メモリは8GBでOK」「ストレージは256GBしか使わない」「ディスプレイはTN液晶でOK」といった用途によって割り切った使い方ができる方なら、お買い得価格で購入できます。
「削れるところは削って安く」というスタンスのモデルなんですね。
有線LANポート標準搭載
最近の薄型ノートでは省略されることが多い有線LANポート(RJ45)を装備しているモデルがあります。安定した社内ネットワークを重視するビジネス機と言えます。
メモリ増設可能(機種による)
最近の薄型ノートPCは、基板に直接メモリを実装する「オンボード」方式が主流で増設不可の場合が多いですが、V14 Gen 6・V15 Gen 6はデュアルDIMMスロットを備え、購入後にメモリを増設できる仕様になっています。数年先まで使い続けたい人には大切なポイントです。
Wi-Fi 6や映像出力対応USB-Cなど、必要十分な最新規格
Wi-Fi 6への対応や、USB-CポートがDisplayPort出力に対応している点など、価格の割に見えにくい部分の規格もしっかり最新基準を満たしています。ただ旧世代(V14/V15 Gen 5 Intel版)との比較では、USB Type-Cポートの規格がGen 1からGen 2へ引き上げられているなど、世代によって細かな差があるので購入時は要チェックです。
こんな人におすすめ
● 初期費用を抑えてビジネス用PCを揃えたい個人事業主・スタートアップ:
メール、Web会議、資料作成の用途なら十分なスペックです。
● 社内の共有PC・サブ機を安く導入したい中小企業:
法人向けサポート体制があり、台数をまとめて揃える際のコストを抑えられます。
● 自宅で家族と共有する据え置き用PCが欲しい人:
15.6型のV15 Gen 6なら大画面で見やすく、有線LANで安定した接続もできます。
逆に、動画編集や本格的なゲーム、重いクリエイティブ作業をしたい人には力不足です。その場合はグラフィック性能を重視したYogaやLegion、あるいはより高性能なCPUを積めるThinkBookを検討したほうが満足度は高いでしょう。
Lenovo Vシリーズ 現行モデル一覧とおすすめモデル
現在Lenovo公式サイトでは、下記のモデルが取り扱われています。
【V14】
・Lenovo V14 Gen 7 (14型 Intel) 【新製品】¥125,950~
・Lenovo V14 Gen 6(14型 AMD) ¥126,225~
【V15】
・Lenovo V15 Gen 7 (15.6型 Intel) 【新製品】¥125,950~
・Lenovo V15 Gen 6(15.6型 AMD) ¥129,800~
価格は2026年8月時点での調査です。価格は日々変動するので上記「モデル名」をクリックして最新動向をご確認ください。
上述していますが、Lenovo Vシリーズは購入時にカスタマイズできます。
上記の価格は最小スペック構成での(Core3 /Ryzen3、メモリ8GB、ストレージ256GB)価格で、下記の推奨スペックにカスタマイズしていくと価格はもう少し値が張ります。
推奨スペックとは?
パソコンを購入する時は、スペック(性能)が快適に長く使えるものかしっかり確かめておく必要があります。
最低限下記のスペックは確保しておきたいものです。
| 快適に安心して使える 推奨スペック | |
| CPU | インテル Core 5以上・AMD Ryzen 5以上 |
| メモリ | 16GB以上 |
| ストレージ | 512GB SSD以上 |
Lenovo V「推奨スペック」にカスタマイズした時の価格(目安)
現在公式サイトで扱われているLenovo Vシリーズは、最小スペック構成での価格表示になっていることが多いので、「推奨スペック」にカスタマイズした時の価格も挙げておきます。
| モデル | 推奨スペックにカスタマイズ | 価格 |
| V14 Gen 7 (14型 Intel) | CPU:インテル Core 5 プロセッサー 320 メモリ:16 GB DDR5-5600MT/s (SODIMM) ストレージ:512 GB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4 QLC | 166,650円 |
| V14 Gen 6(14型 AMD) | CPU:AMD Ryzen 5 150(3.30 GHz 最大 4.55 GHz) メモリ:16 GB DDR5-4800MT/s (SODIMM) ストレージ:512 GB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4 QLC | 139,425円 |
| V15 Gen 7 (15.6型 Intel) | CPU:インテル Core 5 プロセッサー 320 メモリ:16 GB DDR5-5600MT/s (SODIMM) ストレージ:512 GB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4 QLC | 166,650円 |
| このモデルがおすすめ | カスタマイズ不可。でもスペックは悪くない。 CPU:AMD Ryzen5 150 (3.30 GHz 最大 4.55 GHz) 内蔵GPU:AMD Radeon 660M グラフィックス メモリ:16 GB DDR5-4800MT/s (SODIMM)(2 x 8 GB) ストレージ:512 GB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4 QLC | 129,800円 |
Lenovo Vシリーズ おすすめはこのモデル

| Lenovo V15 Gen 6 (15.6型AMD) | |
| 製品番号 | 83UU0010JP |
| CPU プロセッサー | AMD Ryzen 5 150 (3.30 GHz 最大 4.55 GHz) |
| GPU | AMD Radeon 660M グラフィックス |
| 本体サイズ | 幅:約 359mm 奥行き:約 235mm 高さ(厚み) 約 19mm |
| 重さ | 約 1.6kg~ |
| メモリ | 16 GB DDR5-4800MT/s (SODIMM)(2 x 8 GB) |
| ストレージ | 512 GB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4 QLC |
| 初期導入OS | Windows 11 Home 64bit |
| ディスプレイ | 15.6インチ FHD液晶 (1920 x 1080) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 45%NTSC, 300 nit, 60Hz |
| WEBカメラ | 720p HDカメラ (プライバシーシャッター付)、マイク |
| インターフェース | ・USB Type-C 3.2 Gen2 (Video-out対応) x 1 ・USB 3.2 Gen1 x 2 ・HDMI x 1 ・RJ-45(有線LANポート) ・マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック |
| 3 セル 充電式リチウムイオン 47 Wh JEITA測定法 3.0: 動画再生時 約7.5時間・アイドル時 約13.9時間 65W | |
| 無線 | Wi-Fi 6対応 (IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n準拠) 2×2 & Bluetooth |
| 公式サイト販売価格 / キャンペーン価格 | ¥129,800 税込・送料無料 |
| その他 | Microsoft 365 試用版 |
Lenovo Vシリーズ 選び方のポイント
Lenovo Vシリーズには14型と15型の2種類しかありません。
・持ち運びを重視するなら V14 シリーズ。14型ボディで営業職や外出の多いビジネスパーソン向けです。
・据え置きメインで大画面を求めるなら V15 シリーズ。自宅やオフィスでの利用が中心の人に向いています。
CPUはCore3/Ryzen 3で本当に十分か?
Core3/Ryzen 3構成にするとCore/Ryzen5構成より7,000円ほど安くなります。
Webブラウジングや文書作成しか使わないならCore3/Ryzen 3で使えます。でも複数アプリの同時使用や快適なオンライン会議と操作、画像編集をこなすとなると、最低でもCore5/Ryzen5構成でないとストレスフルになる可能性があります。
そしてもう一つ考えておきたいのが、メモリやCPU、ストレージ構成を盛っていくとThinkBookやIdeaPadを選べる価格になってくるんですよね。
スペックを盛って15万円前後~20万円という価格帯になってくると、そのあたりまで予算をかけられるのなら「Lenovo Vシリーズでなくてもいいのでは」という感じになってきます。
購入前に確認しておきたい注意点
ディスプレイはTN液晶かIPS液晶か?
最安構成はTN液晶になっていることが多いです。TN液晶は視野角が狭く、見る角度によって色味が変わりやすいため、画面の見やすさを重視するならIPS液晶を選びましょう。
生体認証・高画質Webカメラの有無
エントリー構成では指紋・顔認証やフルHD Webカメラが省略されていることがあります。頻繁にWeb会議をするならカメラ画質も確認しておくと安心です。
セール時期を狙う
レノボは数ヶ月おきにセールを実施することが多く、タイミング次第でかなりお得に購入できます。
まとめ
Lenovo Vシリーズは派手さはないのですが、有線LAN・耐久性・メモリ増設可能など「実務で困らない」実用性がありつつ、削れるところは削って価格を抑えている点が最大の特徴です。
文書作成・メールやりとりなど最低機能でいいのでとにかく安い価格帯でビジネス用PCを揃えたい方、自宅やオフィスでの据え置き利用が中心の方には、ひとつの選択肢となります。
