ThinkPadのシリーズの中で「X」と付く名称のシリーズが3つあります。
最上位モデルの「X1シリーズ」、トラックポイントを廃しスタイリッシュな「X9シリーズ」、そしてもう一つこの記事で紹介するモバイル性能抜群の「Xシリーズ(X13)」です。
これら「X」と付くThinkPadは、どれも最上級に位置付けられるプレミアムモデルです。
それぞれ特徴や強みがあるので、この記事では特に「Xシリーズ(X13)」の特徴や現行モデル、失敗しない選び方、おすすめ構成まで分かりやすく解説します。
ThinkPadの中で「Xシリーズ」はどんな位置づけ?特徴

ThinkPadには用途ごとにシリーズが分類されているんですが、Xシリーズは特に「持ち運びやすさ」を最優先に設計されたモバイルモデルと言えます。
超軽量・パワフル・堅牢性を重視した13.3インチのモバイルノートPCシリーズで、毎日持ち歩くビジネスパーソンや学生に人気があり、ThinkPadならではの打ちやすいキーボードや優れた耐久性も備えています。
ThinkPadシリーズの特徴とおすすめユーザー
| シリーズ | 特徴 | おすすめユーザー |
| ThinkPadの伝統を極めた最高峰。携帯性・性能・質感を高いレベルで両立 | 持ち運びやすさ、性能や質感に妥協しない最高品質を求めるプロ志向ユーザー | |
| 常識を覆した新世代 ThinkPad。トラックポイント(赤ポチ)を廃した新デザインの最高峰。スタイリッシュでモダンなデザインと薄型ボディが魅力! | 従来のThinkPadにはない、スタイリッシュなデザインや快適な操作性を求める方 | |
| 携帯性を重視した薄型・シリーズ史上最軽量(約933g)を実現。 | 毎日PCを持ち歩き、軽量・薄さ・性能を追求する方 | |
| 性能・耐久性・使いやすさをバランスよく備えたThinkPadの主力モデル | 仕事用のメインPCとして、豊富な選択肢から総合的なバランスを重視する方 | |
| コストパフォーマンスに優れたメインストリームモデル | 価格と性能のバランスを重視して仕事用PCを選びたい方 | |
| 手頃な価格で初めてでも導入しやすいエントリーモデル | 予算を抑えつつコスパ最強のThinkPadを導入したい方 | |
| 専門的な高負荷処理に対応するモバイルワークステーション | CAD・3D設計・解析・映像制作など、専門的なソフトを使う方 |
Xシリーズは携帯性に特化した「毎日持ち歩く人」のためのモデルです。

Xシリーズは「X13」という画面サイズ13.3インチのみ。重さが約933g~という超軽量になっていて、通勤・出張・大学など移動が多いシーンで持ち運びしやすいのが最大のメリットです。X1シリーズはIntelのみですが、XシリーズはIntel・AMD Ryzenの両方から選べるという、用途や予算に合わせて選択できるのも良いところです。
X1シリーズは「妥協のないパフォーマンスとプレミアムな作り込み」を追求するフラッグシップですが、Xシリーズは「超軽量な現場感覚のモデル」です。
ThinkPadの共通の特徴

Xシリーズも、ThinkPadに共通する伝統をしっかり引き継いでいます。
堅牢性へのこだわり
ThinkPadって特に、極限の環境下でテストを行うMIL規格に準拠した製品作りにこだわっているんです。落下・振動・高温多湿といった過酷な条件を想定した試験をクリアしているので、頻繁に持ち運ぶビジネスツールとしての耐久性に安心感があります。
セキュリティの高さ

ThinkPadには、ThinkShieldによる高度なセキュリティソリューションも提供されています。指紋認証やカメラの物理シャッター・ディスクリートTPMといった、法人利用で安心できるセキュリティ機能が標準的に組み込まれています。
打鍵感に定評のあるキーボード

赤ポッチ(トラックポイント)と打鍵感が心地よく疲れにくいキーボードが、ThinkPadファンに愛され続けてきた伝統です。慣れが必要ですが、マウスがなくてもキーボードから手を離さずカーソル操作ができるので、使い方に慣れたら作業効率がアップします。
サステナビリティへの配慮

再生素材を積極的に活用しているところもThinkPadの特徴で、Xシリーズのキーボード面にも再生マグネシウムが使われていたりなど、環境に優しいものづくりがされています。
こんな「頑丈さ」「安全性」「使いやすさ」がどのモデルにも受け継がれているというのがThinkPadの土台になっています。
Xシリーズが向いている人・向いていない人
向いている人
・外出先でPCを使う機会が多い人
・13.3インチの画面サイズで業務が完結する人(資料作成、メール、Web会議、Officeソフトの利用など)
・ThinkPad品質を求めつつ、X1シリーズよりも予算を抑えたい人
・出先でも通信環境を確保したいので5G/4G LTE対応モデルを検討している人
別シリーズが向いている人
・動画編集や3D CAD、大規模なデータ分析など高負荷な作業がメインの人
(PシリーズやX9シリーズが向く)
・15〜16インチの大画面で作業したい人(Tシリーズ・Lシリーズの上位サイズが候補になる)
・最軽量・最高スペック・最新デザインを求めるプレミアム志向(X1シリーズがより上位の選択肢)
・あとでメモリ増設を検討する人(Xシリーズはメモリがオンボード実装。購入時の決定が重要)
・USB Type-A端子など、多くのポートを頻繁に使う人(Xシリーズは薄型軽量のため、ポート数が絞られる)
自分の使い方がどちらに近いかを確認しておくと、購入後の「思っていたのと違った」を防げます。
ThinkPad Xシリーズ 公式サイトでの現行モデルと傾向
2026年8月時点で、公式サイトのXシリーズには主に下記のモデルがラインアップされています。
Xシリーズ現行モデル
最新モデルの傾向
ThinkPad X13 Gen 7

ThinkPad X13 Gen 7 は、Intel Core Ultraシリーズ3(Panther Lake)と、AMD Ryzen AI PRO 400シリーズの2系統から選べて、どちらもNPU性能の要件を満たすCopilot+ PCです。プロセッサーはCore Ultra 5 322 vPro・335 vPro、上位のCore Ultra 7 365 vProなどから選べて、メモリは最大32GBのLPDDR5X、ストレージは256GBから1TBまで選択OK。936g~という軽量ボディで、しかもMIL規格準拠の堅牢性があり、Copilot+ PCと5G・Wi-Fi 7に対応するというハイスペックなモバイルPCになっています。
ThinkPad X13 Detachable

ThinkPad X13 Detachableは、プレミアムなタブレットと本格的なノートPCという両取りの斬新タブレットになっています。画面は最大500nitという明るさが発揮できる13インチパネル。ドッキングや周辺機器接続用にThunderbolt 4ポートを2基装備しています。Panther Lake世代のインテルCPU採用と、最大64GBというLPDDR5Xメモリを搭載できるのもメリットで、ノートPCとタブレットの両方を活用する働き方の人に向いています。
ThinkPad X13 Gen 6(13.3型 AMD) は前世代モデルになりますが、最軽量構成が約968gで価格的にもコスパ重視の方にとって優しい選択肢となっています。
※価格や仕様は構成・時期によって変動します。購入前には必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
Xシリーズのスペックの選び方

どのパソコンを選ぶときにも共通ですが、以下のポイントをチェックしておきましょう。
① CPU(Intel or AMD)
社内のドックや管理ツールとの互換性、vPro対応を重視するならIntelモデルが無難。AI機能をよく使う予定なら、NPU性能に強みのあるAMD Ryzen AIモデルは有力。
② メモリ
Xシリーズのメモリはオンボード実装で購入後の増設は不可。将来の余裕を考えると32GBを選んでおくのが安心です。
③ ストレージ
写真や動画をあまり扱わない、ストレージに保存しているなら256GB〜512GBでも足りるかと思いますが、ローカルに画像や動画の大容量ファイルを多く保存させるなら、1TBを検討する必要があります。
④ バッテリー容量
Xシリーズは軽量重視の小容量バッテリーと、駆動時間重視の大容量バッテリーを選べるモデルがあります。外出時間が長い使い方のユーザーは、容量をしっかりチェックする必要があります。
⑤ 通信機能(5G/4G LTE)
移動中や外出先で安定した通信環境を求める方は、内蔵5G/4G LTE対応構成を選んでおけばテザリングの手間なく快適に作業できます。
⑥ ディスプレイ・筐体
ノートPCとしてだけ使うなら通常のクラムシェル型のX13 Gen 7、タッチ操作や手書きメモ、プレゼンでのタブレット利用を重視するならX13 Detachableが向きます。
Xシリーズおすすめモデル
Xシリーズは現在5モデルのみなので、「Xシリーズにする!」とまで絞っていれば難しくはないと思いますが、ヒントになるポイントを挙げます。気になるモデルがあれば、公式サイトから自分の用途に合わせてカスタマイズしてみましょう。
バランス重視:ThinkPad X13 Gen 7(Intel)

初めてのThinkPadで失敗したくない人には、最新世代のIntelモデルがおすすめです。約936g〜の軽量ボディとMIL規格準拠の堅牢性を両立しており、法人管理のしやすさやvPro対応も魅力です。迷ったらまずこのモデルをチェックしてみてください。
AI機能を積極的に使う:ThinkPad X13 Gen 7(AMD)

Ryzen AI PRO 400シリーズによる高いNPU性能を活かし、オフライン環境でもAI処理を快適にこなしたい人におすすめです。文字起こしや翻訳などのAI機能を日常的に使う予定なら、こちらの構成がフィットします。
コスパ重視の人向け:ThinkPad X13 Gen 6

「最新スペックまでは求めないけれど、ThinkPad品質は妥協しない」という人には、値下がりしてお得感が増している前世代モデルは狙い目です。Gen 5から約190g軽量化された約933gの軽さはそのままに、価格を抑えて購入できます。
ノートPCとタブレット両活用:ThinkPad X13 Detachable

接客業務やプレゼン、手書きメモを頻繁に使う人には、着脱式キーボードを備えたデタッチャブルタイプが便利です。最大500ニトの明るい13インチ画面とThunderbolt 4ポート2基を備え、ノートPCとしてもタブレットとしても本格的に使えます。
公式サイトから、CPU・メモリ・ストレージ・通信機能などを自分の使い方に合わせて細かくカスタマイズできます。会員登録での割引クーポンやキャンペーンが用意されていることもあるので、一度ご確認されることをおすすめします。
ThinkPad Xシリーズのまとめ
ThinkPad Xシリーズは、「頑丈さ」「使いやすさ」「軽さ」「価格」のバランスが取れたモバイルノートPC。実用性重視でThinkPadブランドの品質を求めるプロ目線の学生やビジネスユーザーに適した選択肢だと思います。
・最新モデルのThinkPad X13 Gen 7(Intel)で軽さと最新AI性能を両立させる
・一世代前のThinkPad X13 Gen 6(13.3型 AMD)でコスパ重視
・ThinkPad X13 Detachableでノートとタブレットを両活用する
自分のワークスタイルに合わせて、自分好みの構成やキャンペーン情報をチェックしながら選んでみましょう。
