ビジネスノートPCの代名詞とも言える ThinkPad。
その中でも「圧倒的なコストパフォーマンス」で、個人事業主から学生、中小企業まで幅広く支持されているのが「ThinkPad Eシリーズ」です。
「安いけれど品質はどう?」
「上位モデル(X シリーズや T シリーズ)とは何が違う?」
そんな疑問をお持ちの方のために、ThinkPad Eシリーズの特徴と変遷、そして後悔しない選び方を解説します。
ThinkPad Eシリーズの特徴と魅力とは?

Eシリーズ(旧 ThinkPad Edge)は、エントリー向けのシリーズになります。
最大の特徴は ThinkPadとしての徹底した使いやすさを装備しつつも、価格を抑えている点にあります。
圧倒的なコストパフォーマンス
やはり、E シリーズ最大の魅力は価格です。
上位モデル(X1 CarbonやTシリーズ)は 20万円〜30万円するのに対し、Eシリーズは特にセール時には10万円以下で購入できることもあります。
それなのに、CPUなどの処理性能は上位機種と同等のものを搭載できるので、「中身はハイスペック、ガワ(筐体)はリーズナブル」という賢い選択が可能です。
伝統のキーボード & トラックポイント

私もそうなんですが「ThinkPadを選ぶ理由はキーボード」というファンは多いです。
Eシリーズの打鍵感は心地よく、私もキーボードの入力のしやすさにとても満足しています。

◉ TrackPoint(赤ポチ): 手をホームポジションから動かさずにマウス操作が可能です。
◉ 深いキーストローク: 薄型PCが増える中、しっかりとした打ち心地を確保しています。
豊富な拡張性とポート類


最近の薄型ノートPCでは USB Type-C だけしか装備されていないものもありますが、Eシリーズは「実用性」が重視されていて、よく使うポートが装備されています。
◉ モデルによりますが、 USB Type-A、HDMI、有線LANポートなど、実用的なポートが装備されているモデルが多くて、何かと役立ちます。
◉ メモリやストレージの換装が可能なモデルが多く、購入後に自分で増設して長く使えるのもメリットです。
堅牢性(MILスペック)
安価ではありますが、アメリカ国防総省の調達基準「MIL-STD-810H(MILスペック)」に準拠したテストをクリアしています。
落下や衝撃・気温変化に対する耐久性を十分兼ね備えています。
ThinkPad E シリーズの選び方とは?
Eシリーズの中でも種類が多いので目移りしますが、以下の3つのポイントを押さえておくと良いと思います。
ポイント1. 画面サイズで選ぶ(14インチ vs 16インチ)

最近のラインナップでは、主に2つのサイズから選べます。
◉ 14インチ(E14シリーズ): 持ち運びと据え置きのバランス型。
カバンに入りやすく、画面も小さすぎないサイズ。学生や持ち運びが多いビジネスパーソン向け。
◉16インチ(E16シリーズ): 少し重くなってくるので据え置きメイン向け。
最大のメリットは大画面で見やすいことと、テンキー(数字キー)が付いているので、経理作業やデータ入力が多い事務作業に最適であること。
テンキー入力は別売でUSBで接続することもできますが、キーボード上にあるとやっぱり入力がはかどりますね。
ポイント2. CPU(Intel か AMD Ryzen)
Eシリーズには、同じボディで「Intel版」と「AMD版」が用意されていることが多いです。
◉Intel Core / Core Ultra
安定性を重視するならインテルシリーズ。
◉ AMD Ryzen
コスパ重視ならAMD ライゼンシリーズ。
Intelと同等の性能を持ちながらも価格が1〜2万円ほど安いものが多いので、Eシリーズのコスパの高さを最大限引き出します。
ポイント3. 素材や筐体の質感を確認しておく
Eシリーズはモデルや構成によって、天板が「アルミニウム製」か「樹脂(プラスチック)製」か異なる場合があります。
持ち運ぶことが多いなら、頑丈で高級感のあるアルミ天板のモデルを選ぶのがおすすめです。
公式サイトで購入できるThinkPad Eシリーズ
現在、Lenovo公式サイトで購入できる主力モデルは、以下の通りです。
※時期により世代(Gen)が更新されます。
14型
◉ ThinkPad E14 Gen 6 (AMD) ¥118,220~
◉ ThinkPad E14 Gen 7(AMD) ¥108,570~
◉ ThinkPad E14 Gen 7(Intel) ¥176,220~
16型
◉ ThinkPad E16 Gen 2 (AMD) ¥107,294~
◉ ThinkPad E16 Gen 3 (AMD) ¥129,910~
◉ ThinkPad E16 Gen 3 (Intel) ¥134,574~
*価格は変動します。公式サイトよりご確認ください。
Lenovo公式サイトでは、平日夜間や週末に大型セールが行われます。定価で購入せず公式サイトでキャンぺーが実施されているか必ず確認しましょう。
ThinkPad Eシリーズがおすすめな人
Eシリーズは「全ての人に満足度を提供する」シリーズですが、特に以下のような方に強くおすすめします。
◉ 予算を抑えたい学生・新社会人
10万円以下で、レポート作成やプログラミング学習に十分なスペックが手に入ります。
◉ 文章入力が多いライター・ブロガー
この価格帯で、これほど打ちやすいキーボードを搭載したノートPCは他にありません。
◉ 事務作業メインのビジネスマン
経理、総務、営業など、OfficeソフトやWebブラウザの使用がメインであれば、上位機種(Tシリーズ等)との差を感じることはほとんどありません。
◉ 自分でメモリ増設などカスタマイズを楽しみたい人
裏蓋を開けてメモリやSSDを増設できる余地が残されていることが多く、カスタマイズ派にも人気です。
逆におすすめしない人
少しでも軽くしたい人、もしくは最高級のディスプレイ品質や素材の高級感を求める人。
X1 Carbon シリーズがおすすめです。
歴代のThinkPad Eシリーズモデルの変遷

ここからは少し余談で、ThinkPad Eシリーズの歴史になります。
Eシリーズの歴史というのは、ThinkPad が IBM から Lenovo に移行した後の「新しい顧客層」を開拓する挑戦の歴史だったようですね。
| 世代・時期(代表モデル) | 特徴 |
| 黎明期(2010年~) ThinkPad Edge 11/13/14/15 | 「ThinkPad Edge」として登場。 角が丸く、シルバーの縁取りがある独特なデザイン。赤色の天板なども存在した。 |
| 3桁型番時代 (2011~2019) E420 / E520 〜 E490 / E590 | この時期に「Eシリーズ」になる。「E + 画面サイズ(4 or 5) + 世代(20〜90)」という命名規則だった。 デザインも徐々に伝統的な「ブラックボックス」へと回帰した。 ビジネスの現場で大量導入される定番機として定着。DVDドライブ搭載モデルも長く存在した。 |
| Gen表記時代 (2020~2023) E14 / E15 (Gen 1〜Gen 5) | 命名規則が「E + 画面サイズ + 世代(Gen)」に変更。 ベゼル(画面の枠)が狭くなり、一気にモダンでスタイリッシュに。指紋認証などが標準的に。 |
| 2023~現在 E14 / E16 (Gen 1〜) | 15.6インチモデルは廃止されて、16インチへ大型化(画面比率16:10化)。 作業領域が縦に広がり、生産性が向上するモデルになっている。 |
ThinkPad Eシリーズのまとめ

ThinkPad Eシリーズは、「ThinkPadの心(キーボード、堅牢性、トラックポイント)」を「手頃な価格」で提供してくれる、とても優秀なプロダクトだと思います。
以前は私もEシリーズというと「廉価版」「安かろう…」というイメージもあったんですが、最近のモデルはデザインも洗練されて、金属ボディが採用されていたりと、ハイクオリティマシンに進化しています。
「予算は限られている、でも仕事や勉強の道具には妥協したくない…」
ThinkPad Eシリーズは、買って良かったと言える逸品の一つです。
まずは公式サイトで、現在のセール価格をチェックしてみてください。

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