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【2026年版】IntelとRyzen CPUの型番の見方と選び方ガイド

IntelとAMD RyzenのCPU型番の見方アイキャッチ画像



新しいパソコンを購入する時、まずCPU選びで悩みますね。

CPUは「パソコンの頭脳」と言われる処理速度を決定づける重要なパーツで、しかも後から交換するのは極めて難しい(ノートパソコンの場合はほぼ不可能)パーツなんです。

なので

動きが遅くなったら、あとでもっと性能の良いCPUに交換しよう!


なんてことはできないんです。

それでパソコンを新しく導入するにあたって、CPUの型番(表記)の見方をしっかり理解して、自分の用途にあったCPUの選び方を知っておくことは必須です。

この記事では、初心者の方に向けて、Intel(インテル)とAMD(エーエムディー)それぞれの表記ルールを解説していきます。


Intel(インテル)CPU の表記の見方

Intel社ロゴ

CPUメーカーにはIntel製とAMD製の二大巨頭がありますが、まず世界シェアNo.1のインテル製CPUから見ていきましょう。


例として「インテル® Core™ i5-13420H」を分解して解説します。

インテル コアの型番の説明
項目表記例説明
ブランド名インテル® Core™製品のシリーズ名。主流はCore i(コア・アイ)シリーズ
ランクi5CPUのランク(格付け)。数字が大きいほど高性能。
世代13ハイフンの直後の数字。この場合は「第13世代」を指す。
同世代・性能内
のランク
420同世代・同ランク内での性能。数字が大きいほど高性能。
サフィックスH用途や特徴を表す末尾のアルファベット。

もう少し深堀りして解説しますね。

ブランドのランク( i3 / i5 / i7 / i9 )

インテルCoreシリーズには「i3」から「i9」まで、4つのランクがあります。
数字が大きいほど高性能になります。

ランク用途
i9
(フラッグシップ)
プロレベルのクリエイティブ作業や超高画質ゲーム体験向け。
i7
(ハイエンド)
本格的な動画編集や最新の3Dゲームなど、負荷の高い作業向け。
i5
(スタンダード)
仕事、動画視聴、軽い画像編集、複数のアプリを同時に使うなど、万能にこなせる一番コスパが良いモデル。
i3
(エントリー)
インターネット閲覧や文書作成など、軽い作業向け。


世代

ハイフンの直後の数字(12xxx, 13xxx, 14xxxなど)が世代を表しています。ここが「12」なら第12世代、「13」なら第13世代ということになります。

数字が4ケタの場合、例えば Core i7 – 8700という場合は、第8世代(数年前のモデル)ということになります。

世代の数字が大きいほど性能は高いということになるので、Core i7でも「第8世代」のように世代が古いと性能は低いということに注意です。

特に中古のパソコンを購入する時は、CPUの「世代」を確認することが必要です。

性能ランク

同世代・同ランク内での性能を表しています。
数字が大きいほど高性能です。

例えば、Core i5-13420H と Core i5-13500Hだと13500Hのほうが性能が優れています。

どうせ、ちょっとしか違わないでしょ?


同じi5で「4XX」と「5XX」だと少しくらいの違いで「あまり気にしなくていいかな」と思えますが、実は「脳の数(コア数)」そのものが違っていて、かなり性能の差があるんです。

項目i5-13420Hi5-13520H
コア数8コア12コア
スレッド数12スレッド16スレッド
グラフィック標準高性能


◉ 下3桁「400」台(例: 13420H) ➡ i5の中でも「コストパフォーマンス重視」の入門モデル。
◉ 下3桁「500」台(例: 13500H) ➡ コア数・スレッド数が一気に増え、動画編集やマルチタスクも快適にこなせる「真のi5」と言えるモデル。

このように最近のIntel は、「i5」の部分よりも、「世代」とその後の「下3桁」の数字で性能を区切っていて、注意して見ておく必要があります。

もし予算が許すのであれば、下3桁が「500」以上のものを選ぶことで、パソコンの寿命(快適に使える期間)が延びます。

サフィックス

型番の最後についている「H」や「U」といったアルファベットは「サフィックス」と呼ばれ、そのCPUが「パワー重視」か「省電力重視」かを教えてくれます。

サフィックス(Suffix)とは
「接尾辞」という意味で、製品の主な用途や特性を識別するための記号です。

サフィックス意味・特徴主な用途
VLPDDR5xメモリをパッケージ内に統合した超省電力・高効率モデル(Lunar Lake世代)。超薄型モバイルノート、Copilot+ PC
HHigh performance(高性能)。ノートPC向けだが高い処理能力を持つ。一般的なノートPC、クリエイティブノート
HXHigh performance eXtreme。ノートPC向けでデスクトップ級の性能を持つ。ゲーミングノート、ハイエンドモバイルワークステーション
UUltra-low power(超低消費電力)。バッテリー持ちを重視。薄型軽量ノート、モバイルPC
KUnlocked。オーバークロックが可能。デスクトップPC
FGraphicsless。内蔵グラフィックスが非搭載(別途ビデオカードが必要)。デスクトップPC
KFオーバークロック可能、かつ内蔵グラフィックスなし。デスクトップPC
TPower-optimized lifestyle。省電力デスクトップ向け(消費電力が低い)。省電力デスクトップPC
PノートPC向けで、HとUの中間に位置するパフォーマンス重視モデル。薄型高性能ノートPC
Gグラフィックス性能を強化したモデル(過去のAMD GPU搭載モデルなど)。ノートPC
Y極めて消費電力が低いモデル。タブレット、ファンレスPC


最新のCore Ultraシリーズ

Intelは第14世代以降はブランド名を刷新して、AI処理に特化したモデルを「Core Ultra(コア ウルトラ)」として展開しています。

要素表記意味
ブランドCore Ultra 5, 7, 9数字が大きいほど高性能。
シリーズ最初の数字 (例: 155Hならシリーズ1、226Vならシリーズ2)従来の「世代」に代わる表記。
性能指数2番目以降の数字 (例: 55, 26)数字が大きいほど高性能。
サフィックスH, U, Vなど用途や消費電力の特性を示します。特にVは、LPDDR5xメモリをパッケージ内に統合した超省電力モデル(Lunar Lake世代)を示します。


AMD Ryzen(ライゼン)の表記の見方

Ryzenロゴ

次に、AMDの「Ryzen」シリーズです。例として「AMD Ryzen™ 5 8645HS」を解説します。

AMD Ryzenの型番の説明

Ryzenのモバイル向けCPU(ノートPC用)は、2023年から新しい命名ルールになっていて、ちょっと複雑で分かりにくくなっていますね。

表記例意味詳細
ブランドRyzen 5ランクインテルの「i5」に相当するミドルクラス。
1桁目8発売年7=2023年
8=2024年
9=2025年
2桁目6セグメント市場での立ち位置。1〜9まで存在します。
3桁目4設計の世代内部の設計(アーキテクチャ)。1〜5以上が存在。
4桁目5性能の差別化同じ設計内での上位(5)か下位(0)か。
末尾HSサフィックス用途や消費電力を表すアルファベット。


1桁目はあくまで「発売年」

1桁目は発売年を表しています。

「7」が2023年
「8」が2024年
「9」が2025年

2026年ですが、ルール通りだと「10」で型番が5桁(例:Ryzen 5 10645HS)になりそうですが、実際は「Ryzen AI 400シリーズ」といった名称で正式に発表されています。

2桁目:セグメント

2桁目の数字は、そのCPUが市場でどのランクに位置するかを1〜9の数字で示します。

数字セグメント主な対応ブランド
9最高峰Ryzen 9
7,8ハイエンド(高)Ryzen 7 / 9
5,6ミドルレンジ(中)Ryzen 5
3,4エントリー(初)Ryzen 3
1,2ローエンド(低)Athlon

同じRyzen 5でも、2桁目が「6」の方が「5」よりも高性能なモデルとして位置付けられています。

3桁目:アーキテクチャ(設計の世代)

Ryzenの性能を知るために一番重要なのが3桁目の数字で、「世代」を表しています。
「1」から「5」まであります。

◉ 5 ➡ 最新の設計(Zen 5)。2025年の主力の最高設計です。

◉ 3 , 4 ➡ 熟成された設計(Zen 3 / Zen 4)

◉ 1 , 2 ➡ 古い設計(Zen 1 / Zen 2)。低価格モデルに多い。


安価なパソコンだと、1桁目が「8(2024年発売)」でも、3桁目が「2(Zen 2設計)」という古い設計を流用したモデルも存在するので、注意が必要です。



4桁目:性能の差別化

4桁目の数字は基本的に「0」または「5」のどちらかしか使われていません。

◉ 「5」➡ そのグループの中での「上位モデル(Premium)」
◉ 「0」➡ そのグループの中での「標準モデル(Base)」

末尾:「サフィックス」

型番の最後についているアルファベットの「サフィックス」については下記の表を参考にしてください。

サフィックス意味・特徴主な用途
HHigh performance(高性能)。ノートPC向けだが高い処理能力を持つ。一般的なノートPC、クリエイティブノート
HXHigh performance eXtreme。ノートPC向けでデスクトップ級の性能を持つ。ゲーミングノート、ハイエンドモバイルワークステーション
UUltra-low power(超低消費電力)。バッテリー持ちを重視。薄型軽量ノート、モバイルPC
Gグラフィックス性能を強化したモデル(過去のAMD GPU搭載モデルなど)。ノートPC
Y極めて消費電力が低いモデル。タブレット、ファンレスPC
HS「高性能 & 薄型」モデルHシリーズ並みのパワーを持ちつつ、薄型ノートPC向けに電力効率が最適化されている。
G強力なグラフィックス機能を内蔵しているモデル。デスクトップ用
X標準モデルよりさらに動作周波数を高めた高性能版。高性能デスクトップ・ゲーミングPC用
X3Dゲーム特化(3D V-Cache搭載)本格的なゲーミングPC。特殊なメモリ技術を搭載し、ゲーム性能が劇的に高いモデル。
CGoogleのOS「Chrome OS」を搭載したノートパソコン専用モデル。Windowsパソコンには搭載されない。Chromebookのみ

その他:企業向け省電力モデルとして『e』などもあります



まとめ:CPU選びで失敗しないためのポイント

RyzenやCore iシリーズのケースイメージ

CPUの表記の見方についてまとめてみました。

パソコンを購入する時に、この記事のようにCPUの表記をしっかり確認しておけば、「自分の用途にぴったり」 & 「長く使えるパソコン」が選べるようになります。

ブランド階級を確認する: 一般的な利用なら「Core i5」や「Ryzen 5」を選べば間違いありません。

世代を確認する: インテルならハイフン直後の数字、Ryzenなら3桁目の数字をチェック。古すぎる世代ではないかをしっかり見ておきましょう。

サフィックスで用途を合わせる: 外に持ち出すなら「U」、家でじっくり作業やゲームをするなら「H / HS」がおすすめです。

CPUの型番の見方を参考に、次のパソコン選びで実践してみましょう。

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