ahamo は海外でもインターネットが利用できますか?
余分に料金がかかりますか?
海外旅行でスマホとネットは必須。
飛行機が空港に到着したらすぐにでもネットに繋がっていないと不安ですよね。
ホテルやお店を探したり、地図を確認したり、翻訳アプリを使ったり、LINEで通話するにもネットに繋がっていないと何もできません。
海外でインターネットを使う選択肢としては…
といった中から選ぶことになります。
どれを選べばいいんだろう…
この中で一番「手軽」で「お財布にも優しい」のが、国内キャリアの国際ローミングを利用する方法です。
ドコモの新プラン ahamo なら15日間内でデータ容量30GB分を追加料金なしでネット利用できます。
「海外でインターネットするなんて難しすぎる」
「国際ローミングなんてよく分からない」
そんな方のために、この記事では ahamo SIM を利用して海外でネット利用する方法について解説したいと思います。
海外でのネット通信費をできるだけ安くしたいという人は参考にしてみてください。
ahamo のプランについて
ahamo は「1プラン」のみ
ahamo は2021年3月にスタートしたドコモの新プランです。
ahamo のデータ容量と月額料金はこんなにシンプル。たった 1つだけ。
データ容量 | 基本 月額料金(税込) |
30GB | 2,970円 |
毎月の利用可能データ容量は 30GB で、国内通話 5分無料が付いています。
さらに、プラス 月額1,980円(税込)で ahamo 大盛りオプションを契約すれば、利用可能データ量が30GB+80GB の合計 110GB が利用できるようになります。
ahamo を海外で使う
ahamo は海外でデータ通信ができる
ahamo は海外ローミングに対応しています。
ahamo のSIMを入れているスマホそのまま海外で「通話」も、データ通信(ネット接続)もできます。
後述していますが日本の電話番号を使って「通話」はできますが、高額になる 可能性があるので注意が必要です。
追加料金なしで利用ができる
ahamoでは通常プランの30GBの中から海外利用分がカウントされるので、別途料金が発生するということはありません。
通信費を余分に支払う必要がないので、この点で確かに ahamo は海外旅行用SIMとして最強と言えると思います。
30GBに達すると低速通信、追加請求はない
30GBを超えると通信速度が制限されて低速通信になります。(後述しています)
気づかずに使い続けてしまって高額の通信料が請求されるという心配はないので、そういう点では安心して使うことができますね。
ahamo が使える国や地域
以下の国や地域で ahamo の国際ローミングを利用することができます。
北米 | アメリカ(本土)、アラスカ、カナダ、グアム、サイパン、ハワイ |
アジア | インド、インドネシア、カンボジア、シンガポール、タイ、バングラデシュ、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マカオ、マレーシア、ミャンマー、モンゴル、ラオス、韓国、香港、台湾、中国 |
ヨーロッパ | アイスランド、アイルランド、アゾレス諸島、アンドラ、イギリス、イタリア、ウクライナ、エストニア、オーストリア、オランダ、カザフスタン、カナリア諸島、キプロス、ギリシャ、クロアチア、サンマリノ、ジョージア、スイス、スウェーデン、スペイン、スペイン領北アフリカ、スロバキア、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、トルコ、ノルウェー、バチカン、ハンガリー、フィンランド、フランス、ブルガリア、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マディラ諸島、モナコ、ラトビア、リトアニア、リヒテンシュタイン、ルーマニア、ルクセンブルク、ロシア |
オセアニア | オーストラリア、ナウル、ニュージーランド、フィジー |
中東 | アラブ首長国連邦、イスラエル、オマーン、カタール、サウジアラビア、ヨルダン |
中南米 | 米領バージン諸島、エクアドル、チリ、プエルトリコ、ブラジル、ペルー、メキシコ |
アフリカ | エジプト、ガーナ、ナイジェリア、南アフリカ、モロッコ、レソト |
ahamo で海外でインターネットを利用する手順
現地到着後のスマホの設定手順
スマホを機内モードから通常モードに切り替えて、以下の設定で海外ローミングを利用できるようにします。
まず「設定」ボタンをタップします。
続いて「モバイル通信」をタップ。
「通信のオプション」をタップ。
最後に「データローミング」を「ON」にします。
OPPO Reno9 A の画面で解説しています。Androidは機種やバージョンで画面表記が異なりますので、参考程度にご確認ください。
① 歯車マークの「設定」から「モバイルネットワーク」をタップ
(機種によっては「ネットワークとインターネット」)
② デュアルSIMの機種の場合はSIMカードを入れているほうを選択してタップ。
「データローミング」をタップすると「データローミングをオンにしますか」という注意画面が出てくるので「オンにする」をタップ。
「データローミング」がオンの状態になればOKです。
ahamo の海外ローミング時の注意点
海外で使えるとっても便利な ahamoですが、しっかりと理解しておくべきことを改めて以下にまとめたいと思います。
海外に到着してデータ通信を使い始めた日から15日間しか使えない
一度の海外旅行で最長15日間しか使えません。
【 ahamo 公式サイトの説明 】
” 海外で最初にデータ通信を利用した日(日本時間)を起算日として15日経過後の日本時間0時以降に、海外では通信速度が送受信最大128kbpsとなります。本速度制限は、利用可能データ量を追加購入しても日本に帰国しデータ通信を行うまで解除されませんのでご注意ください “
なので、2週間以上の海外旅行の場合は、ahamo以外の通信手段を考えなければなりません。
15日経過後は通信速度が128kbpsに制限されます。
日本へ帰国してデータ通信を行えば、この速度制限は自動的に解除されます。
大盛りオプション(月110GB)に加入しても海外では月30GBまで
【 ahamo 公式サイトの説明 】
“大盛りオプション加入中の場合でも、海外での月間利用可能データ量は30GB。
当月の利用可能データ量を超えた場合、通信速度が送受信時最大1Mbpsとなります。国内同様、利用可能データ量の追加購入により速度制限は解除されます。ただし、海外データ通信利用月に大盛りオプションに加入している場合、当月末まで解除されないため注意してください。”
当月の利用可能データを(15日の間で)30GBを超過した場合は、通信速度が送受信最大1Mbpsに制限されるということになります。
最大1Mbpsというと動画を見る、ゲームをするなどには耐えられない速度ですが、通常利用(インターネットを閲覧する、LINEを利用する、地図アプリを見るなど)では、まだなんとか使える速さだと思います。
この場合の速度制限を解除したい場合は、550円で1GB追加購入すれば解除できます。
音声通話やSMS送信には別途料金が発生する
ahamo の海外ローミングではデータ通信(ネット利用)は追加料金なしで使えますが、電話番号を利用した通話や SMS 送信は料金が発生します。
SMS 受信は無料なので、海外でもSMS認証のメッセージ受信などは気にせずできます。
かなり高くつくので、海外でSMSを送信するのはできるだけ避けたほうが良いでしょう。
ちなみに海外で通話・SMSを月5万円以上使うと利用停止になります。
通話料金は国によって違います。
(例えば韓国に滞在していて、日本国内に電話をかけると1分あたり125円もかかりますし、着信時は1分あたり130円かかります)
補足情報ですが、楽天モバイルでは楽天Linkアプリを使えば通話が無料。(一部の対象外の電話番号あり)
海外滞在中に日本国内へ電話することがたびたびあるなら、楽天モバイルも選択肢の一つになると思います。
まとめ
海外でネットを利用したいときに、ahamo は別途料金が不要なのはとても助かりますね。
飛行機が空港に到着してスマホを機内モードから通常モードに戻すだけで、SIM入れ替え不要で一瞬でインターネットができます。
注意したいのは15日以内のみということで、2週間未満の海外旅行であれば ahamo は現時点で最強。安心してたっぷり容量気にせず利用できると思います。
空港でプリペイドSIMを購入するとか、amazon でプリペイド SIM を購入するよりも断然安いですし、手持ちのスマホをそのまま持って行くだけですぐに繋がれて使えるというのが最大の魅力ですね。
2週間ほどの海外旅行でスマホを使うなら事前に ahamo へのお乗り換え 絶対おすすめです。
3~5日の海外旅行なら「楽天モバイル」も検討
毎月の維持費が安いのは楽天モバイルです。1,000円ほどで毎月2GB分が海外ローミングとして利用できます。
500円で1GB分チャージできるところも魅力のポイントです。
フリーWiFiと併用して利用できるということであれば、楽天モバイルの海外ローミングも十分利用できます。
(筆者もサブ回線として楽天モバイルを海外で利用しています)
以下の記事も参照してみてください。