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プリンター選びで失敗しない!家庭用インクジェット複合機のメーカー別特徴と選び方

インクジェットプリンターメーカー選びアイキャッチ画像



ペーパーレスが普及している今でも、プリンターはいろいろな用途で必要アイテムです。

デバイス上で保存して画面で見るだけではなく、「やっぱり紙として持っておきたい」とか、「綺麗な写真を出したい」ということってあると思います。

これから家庭用インクジェットプリンター(複合機)を初めて購入する方、あるいは買い替えを検討している方にとって、「どのメーカーを選べば良いのか」は悩ましいところですよね。


プリンターのメーカーというと、

キャノンエプソンブラザー … がまっ先に思い浮かぶかと思います。

メーカーごとにそれぞれ強みや特徴があるので、それを知っておくと自分にピッタリな一台が選びやすくなります。

この記事では、まず家庭用インクジェットプリンターの国内シェアを紹介し、メーカーごとの特徴、得意分野、メリット・デメリット、どんな人向きかを解説していきます。

家庭用インクジェットプリンターの国内メーカーシェア

まず、2024年の国内での家庭用インクジェットプリンターメーカーの実売データは以下のようになっています。

2025年日本での家庭用インクジェットプリンターシェアランキング円グラフ
出典:BCN AWARD 2025「インクジェットプリンタ部門」
(2024年1月1日~12月31日の実売データ)

家庭用インクジェットプリンターの国内シェアは、キャノンとエプソンの2強で約80%という市場の大部分を占め、それからブラザーが続くという構図が続いています。

ここから見て取れるのは

● Canonを支持する、印刷の仕上がりの美しさを追求する層
● Epsonを支持する、印刷頻度が高くてランニングコストを抑えたい層

このニーズに二極化されていることが分かります。

メーカー別 複合機の特徴と選び方

ではどのメーカーを選べば良いかとなると、確かにCanon・Epson が多くの人に人気で信頼できるモデルであるのは間違いないですが、「おすすめ」はユーザーの用途によって違ってきます。

私個人は Canon → Epson → Brother という順で長年利用してきて、どのメーカーも特に壊れやすかったとかそんな悪いイメージはなく満足しています。

でもインク代はますます高くなっていますね。そこがいつも悩むところです。

国内シェア上位3社のメーカーの特徴、得意分野、メリット・デメリット、そしてどんな人におすすめかを解説していきます。

キャノン (Canon)

Canon(キャノン)



キャノンの「PIXUS(ピクサス)」シリーズは、特に写真画質の美しさに定評があります。

● 得意分野
写真印刷・高画質カラー印刷を得意としています。

● インク
染料インクがメイン(一部顔料インク併用)。 色再現性に優れる。

メリット
デメリット
  • 写真の色の再現性が非常に高い。

    本体デザインがスタイリッシュ、操作性が良い。
  • 印刷頻度が高いとインクコストが高くなりがち。

    文書印刷のスピードは他社に劣る場合がある。



canon-XK140

PIXUS XK140



Canon はこんな人におすすめ

写真や年賀状を頻繁に印刷する人、画質にこだわりたい人、操作性を重視する人。


エプソン (Epson)

Epson(エプソン)



エプソンの「Epson Colorio(カラリオ)」シリーズは、インクコストの安さと文書の耐久性に強みがあります。

特に「エコタンク」モデルは、ランニングコストを大幅に抑えたいユーザーに人気です。

● 得意分野
ランニングコストの安さ、文書印刷の耐久性、ビジネス用途に強み。

● インク
顔料インクと染料インクを使い分ける。エコタンクモデルはボトルインクで大容量。

メリット
デメリット
  • インクコストが非常に安い(特にエコタンク)
  • 顔料インクによる文書の耐水性・耐久性が高い。
  • 写真印刷の色味がキヤノンに比べて落ち着いていると感じる人もいる。
  • エコタンクモデルは本体価格がやや高め。
Epson製 EW-056A

カラリオ EW-056A

Epson はこんな人におすすめ

印刷頻度が高く、ランニングコストを最優先したい人、ビジネス文書や学校のプリントなど文書印刷がメインの人。



ブラザー (Brother)

ブラザー(Brother)

ブラザーの複合機は、家庭用からビジネス用まで幅広いラインナップを持ち、コストパフォーマンスと耐久性に優れています。

得意分野
文書印刷、コストパフォーマンス、耐久性、ビジネス用途

インク
全色顔料インクを採用したモデルが多い。

メリット
デメリット
  • 本体価格とインク交換コストが比較的安い。
  • 全色顔料インクで文書の耐水性・耐久性が高い。
  • 写真印刷の画質はキヤノンやエプソンに一歩譲る。
  • 本体サイズがやや大きいモデルもある。
Brother製 DCP-J528N

プリビオ DCP-J528N

Brother はこんな人におすすめ

印刷の質にそれほどこだわらず、文書印刷がメインの人、印刷頻度は多くないが、耐久性とコストを重視したい人。



まとめ 目的別 おすすめメーカーの選び方

プリンターを使う目的は様々です。

以下の例のように、自分の状況に合わせてメーカーを絞っていきましょう。

目的1: 写真の美しさを最優先したい

ということであれば ➡ キヤノン (Canon) がやはりおすすめです。

キヤノンは、写真の色再現性や階調表現が優れていて、特に光沢紙に印刷した写真の仕上がりはトップクラス。

思い出の写真を美しく残したい方、絵はがきの仕上がりにこだわりたい方におすすめです。

目的2: ランニングコストを徹底的に抑えたい

→ エプソン (Epson) のエコタンクモデル

エプソンのエコタンクモデルは、インクカートリッジではなくボトルからインクを補充する方式で、1枚あたりの印刷コストが安くなります。

大量に印刷する機会が多い方や、インク代を気にせず使いたい方に最適です。

目的3: 文書印刷がメインで、コストと耐久性を重視したい

→ ブラザー (Brother)

ブラザーは全色顔料インクを採用したモデルが多く、文書の文字がにじみにくく、耐水性・耐久性に優れています。

それに本体価格やインク交換コストも比較的安価で、コストパフォーマンスと耐久性のバランスが取れています。

文書印刷メイン + コストと耐久性重視 ⇒ ブラザーで決まり

ちなみに私の利用状況の話になりますが、

① 印刷の質にはそれほどこだわらず、文書印刷がメイン
② 印刷の頻度はそこまで多くない
③ 耐久性があり、インク交換のコストが安いプリンター

という条件で最近は選んでいるので、家庭用プリンターは現在 ブラザー (Brother) を使い続けています。

純正インクは「特別安い!」ということはありませんが、インク詰まりすることなくずっと動き続けています。

ブラザーの複合機は、本体価格も安く、インクコストのバランスの良さが気に入っていますね。

インクジェットプリンターを選ぶときは、今回の記事の内容を参考にしてみてください。

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